埼玉県東部公立小中学校事務研究協議会
         会 長  墳 ア 克 一

平成20年3月28日、文部科学省は新学習指導要領を告示し、各都道府県に通知しました。「生きる力」をはぐくむという理念が目標として示され、その具体的な手立てとしては、授業時数の増加や、新たに「言語活動の充実」などが示され、小学校が23年4月から、中学校が24年4月から完全実施となる予定です。私たちは今10年に一度の大変革の時に立っていると言えます。新学習指導要領についての理解を深めつつ、教育に資する事務職員とはいかなるものかを考えなければならないところにいます。


 しかし、現状の学校現場は、組織改革が遅々として進まないなか、自主性・自律性の確立、学校裁量権限の拡大、特色ある教育、地域との連携など、次々と求められる課題の対応に追われ、多忙感と疲弊感が増して、一歩間違えば活力を失いかねない状況にあるといえます。国は調査活動を実施し、教員の負担軽減のための事務処理体制の整備等の取り組みも始めていますが、現実の学校現場との意識の乖離は否定できない状況です。


 学校は直接指導を行う教員のみで成り立つものではありません。直接教育部門と教育を側面的に支援する事務部門とが組織的に連携してはじめて機能します。また、グローバル化、ICT化の進んだ今日、私たちも、従来の職務領域論の枠の中にいたのでは学校と社会のニーズに答えることができず、時代遅れの遺物として退場を迫られることにもなりかねません。変化を感じ、変化を受け入れ、変化に柔軟に対応することが今求められています。これまでのように、黙々と仕事をする「影の人」あるいは「縁の下の力持ち」としての評価ではなく、立ち位置を変え、学校にいる唯一の行政職員として、マネジメントスタッフとしての評価を得ていく必要があります。


 東部事務研は、そのための研究の場であり、情報交換の場であり、相互支援の場であります。会員一人ひとりが、学校事務という職務のなかで人生の意義と目的、そしてやりがいと生きがいをみつけ、学校事務職員であることに誇りを持って働くことのできる環境づくりを目指して今年度の事業を進めてまいります。


( 本会のミッション )


 学校のミッションは、児童生徒の基礎的な学力・知識と社会的な規範・道徳を身につけさせ、将来へ展望をもって世の中に送り出すことにあります。東部事務研はこのことを念頭に置いて、昨年に引き続き「子どもたちの夢をはぐくみ、学校経営に主体的に参画する学校事務職員」を目指します。そのために、学校全体像のなかで、学校運営組織はどうあるべきか、学校事務組織はどうあるべきかを会員の皆様とともに考え、平成20年度は、次のような活動目標、活動の柱と重点努力事項を定めて活動します。


活動目標

 


1 コンセプトの追求  学校及び社会から真に必要とされる学校事務像を確立する。

2 信頼される職     教育に貢献できる、質の高い学校事務職員となる。

3 生きがいの発見     やりがいと生きがいと達成感のある学校事務を追求する。


活動の柱



1 事業計画に従い会務並びに各事業を遂行する。

2 研修会、研究大会の成功に向けて取り組む。

3 本部と各班との連携を密にし、実態と会員意識の把握に努める。

4 県内外の学校と学校事務についての情報を把握し、会員に伝達する。

5 関係機関並びに全事研、埼事研、各支部等他研究団体との連携を図る。


本年度の重点努力事項




1 真に必要とされる学校事務像構築のために外部有識者会議を設ける。

2 埼事研研究大会での研究提案並びに研究協議を実り多いものとする。

3 過去の実績をふまえ、各研修会のこれからのあり方の検討をする。

4 J-BOXにおける知識共有を、東部事務研全体の幅広い活動へと展開させる。

5 東部事務研に関する情報の一元化と広報活動の電子化を図る。

6 パブリシティーの一つとしてホームページ全般を充実させる。

7 会員の意見を聞き、これからの時代に相応しい組織並びに会則の検討を行う。


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